夜の迷子

眠れない夜に酒を一〇杯、二〇杯と煽っても酩酊することもなく意識は冴えてくばかり。
身体は疲れているはずなのに落ちれない。
心配事を思い返して確認したりする。
大丈夫。
問題はない。
靄っとするのはなんなのだろう。
眠れない。
週末だ。
今日は休業するからまあいいか。

酒が空く。
胃が焼ける。
空が白む。

寝たい。

夜は友達なのに時々僕を困らせる。

諦めて映画でも観よう。