風向きが変わるとき

向かい風の中を歩くのはしんどいものです。
自分が立ち位置を変えたら、歩く向きを反転させれば風は追い風に変わって楽になります。
つまり逃げる時は楽になるものです。
けれど、それではその後が更に辛くなる。
行きたかった場所は遠くなるわけだし。
やはり、向かい風に負けてはいけないんです。
雨が降ろうが風が吹こうが突き進む勇気と、痛みに耐える根性が必要なんです。

はい。
僕は昭和の人間だから根性論を持ってます。
他人に求めないようにはしていますが、波長が合う人はいるなとよく思うことがあります。

僕は考えることを大事にしています。
それが人間らしさだし、思考こそが個性だとも思っています。
しかし、考えること以上に動くことが大事だといつも自分に言い聞かせています。
100動いて1考えるくらいで釣り合うと思っているところがあります。

このプランよく考えて練られているな、とか
この人はよく考えて物を言っているな、とか
他人の考察に感心することはよくありますが、そういう人ほど行動力があり、経験値が高いという事実があります。
ボーっとして動かず考えずただボーっと生きてる人を見るとイラつくことがありますが、それもその人の自由であり一つの生き方だとは理解しています。
けれど、立ち位置を間違えていると言いたくもなります。
僕は人の言う信念を信じていません。
信念なんて立場が変われば揺らぐものです。
人は立場でモノを言う、と確信しています。
だから、自分を高めたかったら、自分が振舞うべき姿が必要な場所に身を置くことが大事になってきます。
自分を追い込む、というヤツです。
立場は自分で作る。
環境は自分で変える。
性格は自分で補正する。
人格は自分で育てる。
自分と向き合えた時、風向きが変わることを感じ取れるようになる。
勝負時がわかる。
導きとさえ思える。
他人がわかる。
自分が何をすべきかがわかる。

だからいつも風を読みます。
いつも自分を確かめます。
腑抜けている自分を見つけたらすぐに正します。

神風はまだ吹きませんが上昇気流はあるのかもしれない。