介護保険では、「可搬型」が介護保険レンタルの適用です。
しかし、利用するためのハードルは結構高いです。
要介護２以上の区分でなければいけませんが、昇降機が必要なADLであればまずこれはクリアでしょう。
何と言っても費用でしょうか。
種類によって差はあるものの5000単位くらいが普通です。
他のサービスにかなり影響を与えます。
それから操作ですが、それなりに体力は必要なので基本的に老々介護の世帯には貸し出しができません。
それでも必要であればヘルパーさんに手伝っていただかなければいけませんが、対応できる訪問介護の事業所は多くはありません。
保管場所の確保も必要です。
昇降機が必要なくらいであれば当然、車いすも必要になるはずです。
自宅内と外出用に2台必要になるケースも少なくありません。
それらの保管場所の確保です。
階段のスペースや段の高さ幅などの環境要因も基準をクリアする必要があります。
これら様々な条件をクリアしなければサービスを提供できません。
福祉用具貸与事業所は貸し出しをするだけですが、それ以外のところでなにかお手伝いができないか、と考えますがこれもまた高いハードルを越えていかなければいけません。
取り組むべきことは多い。
じっくり練っていきます。