話題の年収の壁ですが、壁の前でウロウロして困っているのは働いている当人だけではありません。
雇用する側にとっても悩ましいものです。
けれど、それ以前にこの問題は括りが大きすぎて釈然としない部分がとても多いです。
稼ぎたいけど抑えてる、という勤務を調整している人というのは誰なのか?
本当に稼ぎたい人は扶養を抜けて自分でバリバリ働くものです。
扶養内、103万円で良い、と思っている人はそれなりにいるはずです。
この両者は困ってない。
専業主婦がいいと思ってる人は主婦当人だけでなく夫が望んでいることだって多い。
やはり困っていない。
稼ぎたいけど稼げない
ほどほどの稼ぎで良い
そんなの関係ねぇ
そもそも働きたくない
大きな分類としてはこの4つでしょう。
稼ぎたいけど稼げない層が対象なのでしょう。
バリバリ働きたくないけどもうちょっと稼ぎたいなー、という層ですが、それって誰なのか?
一般的に言われているのは学生の様ですが、学生は勉強しろ。
103万稼いでりゃ十分だ。
税収を確保するため政府は色々と考えて手を打ってきます。
女性の社会進出の機会を増やそうと手練手管。
学生にまで触手を伸ばした。
政策というのは基本、大多数に向けて仕上げて行くものだから、それだけ働きたい人が増えたという背景があるということが見えます。
この壁が撤去される事で救われたりがんばれる人がいるのはわかってます。
それは何よりです。
でも、逆に困る人だっている。
恩恵を受ける人だって、数年後に7〜8兆の税収減のツケを払わされることは容易にわかる。
制度が作られた時代と今では物価が違うし、消費税で負担が増えてる。
103万円というボーダーを見直す必要性は高い。
それはよくわかりますが、物価高に対して一発で効果あるのは消費税率の引き下げでしょ。
撤廃でなくて良い。
今の10%、8%を一律7%くらいにするだけでずいぶん楽になるはずです。
多少の税収減はあっても致命的ではないはずです。
103万円の壁をいじるよりよっぽど簡単でしょ。
インヴォイスで増やした分と相殺くらいじゃないですかね。
余裕ぶっこいてる与党がわざわざやらなくてよいと先送りしてる問題を議席が欲しい野党が騒ぎ立てたという政府都合なのに、国民のためにやってやりましたなんて顔を見るとムカつく。
野党の政策で泡食ってる与党の混乱と国会が捻れまくってるのもいらつく。
しっかりしろよ。
正直なところ、壁を壊してもらって万歳、みたいな空気は嫌です。
壁は越えていくものです。自ら。
そうしてきた実力者たちから学んで奮い立つものじゃないですか?
お上の号令に万歳とかってキモすぎる。
愛国心はあるが陶酔はしない。
壁の向こうに行く手段なんていくらでもある。
してもらう必要なんてない。
そもそも壁なんてホントにあるのか?
さて。
ゆっくり見させてもらおう。
wow〜wall
It's no joke