Chance,Challenge,Change!

先日、河野太郎デジタル大臣が閣議後の会見で、介護事業者と利用者間での契約時の押印は不要だと明言したそうです。

認印は誰でも入手できて押印できてしまいます。
意志や承諾の証明にはなりませんが、便利な場面もあります。
それでも、今の時代にはやはりそぐわないのでしょう。
撤廃ムードが強くなってますね。
そうは言っても、皆わかっててもやめられず変われないのは我々日本人が空気読みの達人だからでしょうか。
誰かが行動を起こすのを待っている。
御上からのお達しですが、今回もやはり空気を読むのでしょうか。

銀行口座でさえ無印鑑無通帳の時代ですが、実印が必要な取引ではまだまだハンコの存在は大きいです。
文化がなくなることはないでしょう。
そろそろ変わっても良い頃でしょうか。

僕はハンコ文化がけっこう好きなんですが、押印不要の場面はもっと増えて良いと思っています。


似たような話はゴロゴロ転がっています。
弊社のような福祉用具貸与を行っている事業者は住宅改修工事も一つのサービスとして提供しているところが多いです。
とある福祉用具貸与の事業所の代表が、工事前の写真に一緒に写す日付けなどの看板を電子にしたところ、とある行政からそれは認められないと受け付けてもらえなかったそうです。
手書き看板の方がどうにでもできてしまうと思われますが。
写真のデータには撮影日時や撮影場所などのメタデータが記録されてます。
なにか不備や不審な点があったらデータで確認がとれます。
電子看板でもなんら問題はないと思いますが。
制度設計をする官僚はよっぽどわかっているでしょうし、行政の担当だってよくわかっているはずです。
事勿れと同調圧力でしょうか。
ミルグラムの言う権威体制下で働く「服従の心理」そのもののようです。


決まりだからって思考停止はどうすれば脱却できるのでしょうか。
僕は、個人も組織も変わっていくことに魅力を感じます。
それが変わらないことでもあるわけですから。
維持は停滞。
進み続けてようやく維持ができるものではないかと思います。
進み続けて登り続けて、ようやく少しずつ前に進めるものなのではないかと思います。
その過程ではどうしたってどこかで変化は必要なのだと思います。

本分、本質が変わらずにいたいなら変わり続けるしかないのだから。

Chance,Challenge,Change!

イッツナウ。