¥1,131_

2月28日の朝刊で知りましたが日本郵政がゆうちょ銀行を売却すると発表。
昨日、株価が発表されました。
売り出し価格は1131円。

郵政民営化から10年とちょっとが過ぎました。
最近になって竹中平蔵があちらこちらで解説するような場面を見かけます。
結局、郵政民営化とは何だったのかと。
当時は言えなかったことなどもあるのでしょう。
民営化に舵取りをした背景、海外との比較、銀行と保険を同時に抱える問題点など一見の価値ありです。

政府を縮小していく新自由主義の台頭がブームだったのでしょうか。
良い悪いはよくわかりませんが、置いてけぼりにされた失業者や脱落者がうんといたことは確かです。
でも、政府がすべて悪いのかと言ったらそんなことはないのだと思います。
自己責任の意識が強い日本で公助となるセーフティネットの機能不全などが注目されたり、公助の在り方や頼り方も再認識されるようになったのかもしれません。
インターネットの普及、利用が高まって個人が様々なことを気軽に手軽に調べられるようになったことは返って混乱を大きくしたのかもしれません。
組織やコミュニティは利用するものであって、乗っかって胡坐をかくものではありません。
身を任せて思考停止になっていないか。
組織人は自問自答するべきです。
自分の身は自分で守る。
その上で組織やコミュニティ、制度を頼って利用する。
自助、互助、公助の三角形のバランスは自分でコントロールしなくてはいけません。

配達にやたら時間がかかったり、土日配達を止めたり、あちらこちらで郵便局の不満を聞きます。
年賀状を止めたりペーパーレス化を良しとする動きが売り上げ減少や経営圧迫の一旦ではあるのでしょう。
文句を言ってる人は当然ヘビーユーザーなんでしょうね?

今後も、民営化されていく事業はあるのでしょう。
チャンスと思って参入を企てる人もいるでしょう。

時代の波に乗り切りましょう。