逆反り

介護シューズというものは軽さと履きやすさを追求しています。
メーカーによって特徴は異なるものの、軽さと履きやすさの追求は共通するところです。
介護シューズのトップランナーは徳武産業でしょう。
「あゆみシューズ」のブランドで広く知られています。
あゆみシューズが他者メーカーと差をつけているのは、パーツオーダーや特注品の対応力でしょう。
なにより、基本設計としてつま先に反りがあり、転倒防止を考慮した設計になっているところは最大の特徴だと思います。



金額は他社に比べたら高いですが、それでもシェアNo.1を取るのだから品質の評価は高いことがわかります。
もちろん万能ではないですし、デザインはがんばってはいますが他社にリードされているところもあるでしょう。
福祉用具にしてもそうですが、機能を追求するときにデザインは二の次、という古い考え方はいまだに健在です。
物作りの現場では機能美の追求が先行することはよくあるので、一昔前では致し方ないところだったと思います。
しかし現代ではそうは言ってられなくなっており、デザインで商品を選ぶ人は少なくないですし、オシャレなら多少使いにくくても我慢する、という人は一定数います。
福祉用具専門相談員としては冷や汗をかく場面です。
そんな時代の流れに合わせてか、他社との差別化でなのか、最近ではデザイン性が高い商品が多くなりました。
安全第一、と言いたいところですが、安全と美意識はセットです。
それくらいに考えていないとこの先、物を売る人は苦しくなるでしょう。

さて、そんな転倒防止の安全第一オシャレシューズを本日も販売いたしましたが、僕も今、靴を一足買おうと考えているところです。
最近始めたボルダリングのシューズなのですが、まだ始めたばかりでレンタルシューズを利用しており、すぐに買うつもりはなかったのですが、まあこれが痛いのなんのって。
基本的につま先が窄まっています。
難関コースでは指先を引っ掛けるくらいしかできないホールドがあったりするので靴選びはかなり重要です。
いまの僕のレベルではレンタルで十分なのですが、まあ、とにかくレンタルシューズが足に合わなくて辛いです。
左足の巻き爪のとこなんか悶絶するくらい痛いです。
普段履きの一般の靴でも足に合う靴がなかなか見つからなくて苦労しています。
どうやら僕の足は長さと幅のバランスが少し悪いようです。
長さを合わせると幅が狭くて痛いし、幅で合わせると長さが余ってガポガポなって脱げてしまいます。
靴選びの苦悩は今に始まったことではないですが、競技専用のシューズとなるとホントに合う靴がなくて困ります。
クライマーの足は変形している人が少なくないので、みんなオーダーしてるのかなと思ってオーナーに聞いてみたら、そんなことはないらしく、むしろ小さめの靴にするのが普通くらいのことを言っております。
イボルブというメーカーの試し履きを開催するのでどうぞ、と言うので、今日がその日だったので試し履きで前回登れなかったコースに挑戦しました。
6級制覇出来ました。
すっごい変わるのでびっくりです。
ただ、やっぱり足は痛いです。
指先を搔き込むようにするためのダウントゥという形状の靴を履いたら、履いた瞬間に吊りました。
履いただけで足吊りました。
ヤバいです。



ちょっとちょっと。
これじゃつまづいちゃう。
拘縮かよ。
2秒と履いていられなかったですね。
他にも種類はありましたが、とにかくサイズが合わず試し履きすらできませんでした。



参りますね。
悩みの種が増えてしまいました。