30代の頃、2年くらい口内炎で苦しみました。
一度に5〜6箇所出来て、1個治ると次のが出来て、というのを延々と繰り返しました。
同時に肌が荒れたり全身が痒くなったりと全身に様々な症状が出てとにかく辛い日々でした。
皮膚科の先生からは、不完全ベーチェット、と説明を受けました。
指定難病でベーチェット病というのがあるようで、特徴的な主症状が4つあり、全てが同時に発症すると完全型と診断されるようです。
僕の場合は主症状2つと副症状がいくつか見られるということで、不完全型ということでした。
大量の塗り薬とうがい薬とビタミン剤を抱えて暮らす毎日が始まりました。
食べれない、喋れない、集中できないのが特に辛く、周囲に理解されにくい状況で日々イライラしておりました。
塗り薬は、塗ってしばらくは良いのですがやはり口の中なのですぐに消えてしまいます。
仕事を止めて都度塗布することなんてできないのであまり使う場面はなかったです。
うがい薬が良かったんですが、名前を忘れてしまいました。
マズレニン?とかって名前だったと思いますが、胃薬をベースにしたうがい薬と説明を受けました。
うがいする位の時間は作れたので、これがまあとにかく痛みの緩和になりました。
このうがい薬だけが支えで過ごした約2年。
気付けば口内炎はできなくなっていました。
そんな時期が過ぎてしばらくすると突然、花粉症になりました。
寝込むほどの重症でした。
2年位すると突然、花粉に反応しなくなりました。
またしばらくすると突然40℃を越える高熱に襲われました。
検査をしても正確なところはわからず、何かのウィルスでしょう、とだけ。
抗生剤で普通に治りましたが、その一冬で40℃を越える高熱に3回襲われました。
それ以降、超元気です。
今は口内炎ができることはほとんどないし、花粉には反応しないし、熱は出ません。
なんというか、とにかく超元気です。
とは言え、油断はできません。
昨年は健康診断の予約をしたものの行けなくなり、3度延期して最後は結局キャンセルする始末。
今年こそはしっかり受けます。
体が資本。
手入れして超元気にがんばります。
他にも辛いことが多かった30代でしたが、周囲の方々は見守ってくれていました。
今でも感謝しています。
最近、身近なところで口内炎に苦しんでる人の話を聞いて30代の頃をふと思い出しました。
見守っていますよ。
良くなったら美味いもん食べに行きましょう。
後始末からの恩返し