天佑神助

東郷平八郎はよく言っていたと言います。
天は正義に与し、神は至誠に感ず。
正義あってこその天佑、至誠あってこその神助だ、と。

勝ちまくった東郷亡き後、泥沼のWW2では特攻隊なんて無茶な戦法で多くの若者が命をかけて戦ったといいます。
天佑神助と鼓舞して。

戦後を生きる僕らは様々な媒体で戦争を知ります。
本当の事はわかりません。
ただ、話を聞き、書を読み、想いを募らせるだけです。
僕がその時代に生きていたとしたら、一兵卒として全うできただろうか。
不謹慎で怒られるかもしれませんが、僕は特攻隊で散っていった少年達の全てが必ずしも悲嘆に暮れていたわけではないのではないかと思っています。
どうせ歩兵でも突撃です。
戦闘機で敵の艦艇に突っ込むというのは、戦果をイメージしやすいです。
陸上の白兵戦で何も出来ずに殺されるよりもよっぽど意味を感じてしまうかもしれません。
大切な人を守るため、出来る事があるなら志願したとしてもおかしくありません。
無論、そんなの異常ですし、そんな事態になっていたことが良くないのですが。

良くも悪くもそんな戦争があって、その続きの時代を僕らは生きているわけですから、時々は感謝の想いを寄せたい。


四字熟語はスローガンとして掲げやすいので、たまに天佑神助と言っている人を見かけますが、どうも現代の政治家辺りが口にすると安っぽく聞こえてしまいます。
命をかけて戦った英霊達に失礼ではないか?

使いたくなる言葉なんですかね。

でも僕だって内心ではそうだ。

人事を尽くして天命を待つ。
自分がやれることは気が狂うまでやり尽くす。
後は神頼み。

さぁ、まだまだやる事があるぞー