世界は一つ?

別々の作品の世界が繋がっている。
シェアード・ユニバースとか言ってアメコミではチヤホヤされているらしい手法ですが、今に始まったことではなく日本でもお馴染みです。
時系列での縦の繋がりならシリーズ物なら自然な事です。
特撮モノではよくコラボしています。

映画やドラマでも最近は見られるようになりました。
細部にまでこだわるからこそ作られる世界観。

きっと実現には権利問題とか複雑に絡み合って難しいだろうと思います。

ラストマイルを観ました。

一昔前、ドラマは本で観る、とよく言われていました。
原作や脚本が誰なのか。
一に脚本、二に役者、演出は三番目
とうのが定説のようですが
僕は脚本、演出、監督の三役が最も大事だと思います。

いつからか役者が一番前に出るようになりました。
それが良いとも悪いとも思いません。
役者なくして成り立ちませんから。
実際、素晴らしい演技に心を打たれますから。
本当は、皆が役割を分担しているのだから誰の仕事も称えられるべきですが、そうならないのは責任の重さの違いでしょうか。
どの仕事でも同じことが言えますね。


アンナチュラルとMIUが繋がったラストマイル。
単純に作品が好きな人にとっては嬉しい企画です。
でも必要性はないですね。
縛りはあるでしょうし主役を食うわけにはいかないでしょうし。
それでも、こういう試みは良いなぁと思います。
枠を壁を飛び越えて成せる事を成して欲しいです。

一足先に、シン・ジャパニーズ・ヒーローズ・ユニバースを始動させていた庵野秀明は暴走してシン・シリーズのヒーローを合体させたロボを作りました。
これは最早カオス。
文字通り境界のないカオス。
酷い。
昔から庵野作品を知っている人にはウケてるでしょうね。
エヴァ辺りからの後発のファンには心苦しいだろうなあ。

たぶんだけど、世界は一つになると酷いことが起きる。
目指している時が花なんだな。