ブルーライト・モロヤマ

踏切でよく見る青い灯。
どこでも見るようになったなーと気付く。




線路への飛び込み自殺を抑制する効果があるといいます。
僕は東武越生線・東上線をよく利用しますが、事故による遅延にウンザリすることがよくあります。
死ぬほど辛い思いを抱えた人が本当に死んでしまうなんて本来は悲しいことです。
しかし、無関係な乗客は仕事や生活に打撃を受けるのだからそうも言っていられない。
でも、その感情の置き場は見つけられません。
それで失われる時間と利益を取り戻すことはできないし、食らった不満と怒りを振り降ろす相手はいない。
時間が過ぎるのを待つだけです。

死んでも、同情もされないWの悲劇。
そんな悲惨な飛び込み自殺を防止するために設置された青い灯。
一定の効果・成果を挙げているそうです。

でもそれは、飛び込み自殺を防止するだけで根本的な自殺対策とは言えない、とも言えます。
別の方法に変えさせるだけですから。
灯りで一時的にリラックスしても、スーサイダルなテンデンシーがなくなるわけではない。
それでも、多面的な問題を一つずつ解決していくための一手ではあるのでしょう。

「Don't trust 30 over」を地で行ってた若くて青くて愚かな頃を恥ずかしく思う事がよくありますが、それで大人になりたくないと本当に20代で死んでしまった者達には、その生き方にしか価値が見出だせなかったのでしょうし、それを信じきれない者に気付きを与えた事は確かで、その哀しみに救われたのも確かなこと。
けれども、その死を称えることはできないし悲しいものは哀しい。
残された者に傷を与えることで永遠になるのだとしても、やはり美しいものではない。

泥臭くても生きて欲しいと全ての人に想います。

自殺の原因は統計的にはいじめによるものが多いようですが、実際にはいくつもの要因が複雑に絡み合ってどうにもならなくなってしまってのことなのではないかと思います。
息子が小学生に上がってもうすぐ1年になります。
自己表現が苦手で口下手で気持ちを隠して生きる姿はまるで当時の自分を見ているようです。
いじめられていないかと心配になります。
彼自身の要素は彼の問題で本人が向き合っていくことですが、環境要因は大人の問題です。
彼が伸び伸びと生きていける環境を作りたい。
もしも誰かに死ねと言われるようなことがあったら逃がしてあげたいし、そのshineをシャインに変えたい。
彼だけでなく、目の届く範囲、手を伸ばせる範囲だけですが、こどもたちがこどもらしく生きれるように何か僕にできることをしたいと思います。

そんなことから次の事業の準備に取り掛かってます。
いずれ時期が来たらお知らせします。