工作のススメ

昨日、今日と、あちらこちらで話題になっていますが、ノッポさんという方がお亡くなりになったそうですね。
僕は今回のニュースで初見だったのですが、どうやら相当な有名人らしく、知らないことを驚かれます。
僕が子供のころは教育テレビなんてなかったと思う。
あったのかな?
見た覚えがない。
そもそも、こどものころの記憶がほとんどないです。
昔のことなんてさっさと忘れないと先のこと次のこと入れる容量足りなくなっちゃいますからね。

なんでも工作が得意な方だったとか。
多くの子供たちを楽しませたんでしょうね。
どうか安らかに。

僕も工作はまあまあ得意で子供のころにはよくチヤホヤされたものです。
大人になって物作りの世界に入ってみれば並みだということがわかりましたがね。
それでも仕事としてプロとしてやっていたのでしっかり腕も磨いたし知識も思考法も身に着けたからそれは大いに役に立っています。
工作から得られるものはとても大きいです。
色々な感覚が磨かれますし、加工や製作は全て自分の作業の結果なので出来たものには寸法やサイズによるしっくり感やバランスの美しさ、構造物としての理論の正しさなど、多くの今の自分の情報が詰まっています。
いいえ、詰め込むんです。
無自覚に無意識に自分で。
製品は主張であり時に反論です。
物作りとは自分と向き合うことなんです。

物作りとは材料から作ることに意味があって価値が生まれます。
キットを組み立てることを物作りとは言いません。
昨今、DIYがブームのようですがどこか履き違えているように感じることもしばしば。
材料から加工するには設備が必要ですから個人が趣味で本格的にやるのはハードルが高いものです。
だからキット物を販売するメーカーの意図も意義も理解はしますがね。

それに、仕上げで楽しむ、というのもアリですからね。
プラモデルなんてまさにそれです。
ただ組み立てるだけでは暇つぶしでしかないですが、塗装や改造でディテールにこだわればオリジナルです。
昔、ガンプラでF91のヴェスバーの光線を樹脂かなんかで作ってビギナ・ギナかなんかを溶かして貫通させたバトルシーンのジオラマ作ってプラモ屋のコンテストで金賞もらったことがあります。
再現ではなく仮想のシーンでしたが、なんだか楽しんでもらえたらしい。
昔はプラモ屋なんてそこら中にあって楽しかったですね。
みんなガンプラ仕上げてプラモ屋のショーケースに飾ってもらうの楽しんでましたよね。

なんかガンプラ作りたくなってきた。
クスィーとペーネロペーのバトルでジオラマ作りたい。