災害、事故、共に発生から時間がたって全容が見えてきました。
非情に辛い新年の幕開けです。
元旦の初詣の帰りに車中で速報を受け地震を知りました。
すぐに家に入りテレビを付けその後数時間ずっとニュースを見ていました。
NHKアナウンサーの絶叫ともいえるような避難の呼びかけに緊迫しました。
震度7の揺れなんて僕は経験したことがありません。
起震車でもせいぜい震度5くらいだったかと思います。
迫る津波から何処へ逃げればいいか混乱しながらの避難行動は想像するだけで恐ろしいものです。
いつまでも定点カメラからの映像だけで新しい情報が入ってこず、やきもきしていました。
元旦で人出が少なかったのでしょうか。
災害時に報道が現地入りするのは危険が伴います。
そこを行くのが報道の気概なのかどうか知りませんが、どうしてもそうした生の報道を期待してしまいます。
一夜明け次第に集まった情報からは、やはり甚大な被害が見て取れました。
道路は寸断され、古い家屋が倒壊していたり、基礎から崩れるような液状化が起きていたりで、途方に暮れるような光景が映し出されます。
余震が続く被災地の映像は突如空港で燃え盛る炎に切り変わりました。
遠巻きに2〜3人の消防隊員が手持ちのホースで消火活動を行っているだけ。
ポンプ車がたった1台あるだけで、しかも稼働しているようには見えませんでした。
僕の誤解かもしれませんが、人がいなかったように感じました。
災害にも事故にも、あまりにも対応が遅いように感じました。
2次災害を起こさないために入念な準備は必要です。
早ければいいという問題ではありませんが、遅くて良いことなど、緊急事態にはありえません。
実際にはとっくに動いていて、報道に反映されていなかっただけかもしれません。
関東の安全な場所で酒飲みながらニュース見てた僕が批判なんてするつもりは毛頭ありません。
皆、懸命に職務を全うしたのだろうと思います。
様々な憶測が飛び交っていますが、彼等の仕事が侮辱されてはいけないし、彼等の陰の奮闘、活躍をメディアは発信する必要があります。
人手不足だったのではないか、働き方改革で人員配置が満たされていなかったのではないかなど、悪い所を拾って安易で安直で侮蔑的な想像を膨らませるのは良くありません。
JAL乗務員の超人的な素晴らしい仕事を称えるべきだし、72時間経過後でも救助の手を緩めない消防の活動を讃えるべきです。
今はそれだけでいい。
でも、いつかそうゆう事態に陥ってしまうかもしれない恐れはあります。
人口推移はある程度見通しがついているはずで、来たるべき人手不足を補うための一手としてDXはあるはずですが、今回、何故活躍できなかったのでしょうか。
今時点で言ってもいい、残念な点です。
災害後すぐにドローンを飛ばせなかったのでしょうか?
ドローン自体に機能を持たせることも出来るし、物資を運ばせることも出来るし、避難誘導だって出来る。
被害、特に寸断された道路を調べるなど、被害の俯瞰図だって作れるはずです。
出来たことは多いはずです。
結局、非常時ではまだまだ人の対応力に勝るものはないのですね。
微力ではありますが、ライツ株式会社は能登半島地震に義援物資支援を行うことにしました。
どうか早い復旧を。
マンパワー