ナンバー51

イチローが米殿堂入り。
嬉しい。
でもなんか複雑な気分。
どこまで行っても人は評価制度から抜けられないんですね。
普通、プレイヤーとしてのパフォーマンスはピーク後に落ちていくものだから評価制度から逃げたくなってマネージメントに移っていくものです。
どんな職種でも。

満票でなかった事に対するイチローの考えはよく理解できます。
潔さも含めてイチローらしいところなのかもしれません。
これがイチローでなかったら負け惜しみに聞こえるでしょうね。


世界の扉を開いた日本人の一人。
日本人が世界で活躍する時代の先駆者の最後。
これからはスタンダード。
イチローはたぶん、自分に課した事をこなしただけなんだろうけど、それは意外に出来ないこと。
鉄人ですね。
アスリートってみんなそんなもんだし、ある線を越えて行った者はみんなそんな生き方をします。
イチローだけが凄いわけじゃない。
とは言え、やはり流石です。
これから指導者として偉人になっていくんでしょう。
その姿を見ていけるのは嬉しい。


レーザービームなんて単語が一般化された事は中二病を大いに沸かせただろうし、工場ではレーザーのオペレーターが喜んだだろうな。
草野球ではオジサンがソックスのクラシックスタイルを真似したり、ユニフォームに名前を入れる人もいた。
レーザービームと言いつつただの放物線を描くのは有りだった。
当時センターだった僕が一発で肩を壊したのは内緒の話。


メジャーリーグがヤンキースとドジャースだけじゃないって事を教えてくれたし、アスリートが脳まで筋肉じゃないって事を知らしめたし、スターにもスランプがあってその乗り越え方を見せて魅せてくれました。
何より、日本人が世界で戦えることを示してくれた。
この勇気は大きい。

記録も凄いけど、数値化出来ない成果の方が遥かに凄い。

MLBの一部のアジア人差別なんかどうでもいい。
イチローが言うようにこれで良いのだ。
まだ完成してないのだから。


セッツァーを聴きたくなります。
Sexy,Sexyで小躍り。
イチローに乾杯!
ペプシでも良かったな。