たゆたえども沈まず

戦争、革命、テロ、迫害。
パリは人類の歴史を全て見ています。
どれほどの苦難に揺さぶられても、更に華やかに咲いてみせる都。
トーキョーも相当な花の都だけど、随分と趣が違いそうです。
京都の方が比較するのに相応しいですかね。

いつの間にか始まってしまったパリ五輪。
開会式を見たかったのに知らない間に終わってました。
ろくに見れてない。

日本の選手団がメダルを何個持ち帰るのか。
期待が高まります。

スポーツは勝ってなんぼです。
競技なんだから。
敗者にも、弁だってあればストーリーもあります。
でもいらない。
語る必要はない。
勝って示してくれ。

どうも、最近の世の中は競争社会に疲弊しているようで、平和ボケしたことを言う人が増えた気がします。
それこそが日本の良いところだと言う人もいます。

お手々繋いでみんな仲良く?
それってみんなが不幸になる悪手。
足を引っ張りあうだけです。

勝ち負けははっきりしてていい。
勝者が称えられて当然。

良くないのは、敗者が抹殺されることだ。
言い訳も慰めもいらない。
必要なのは再チャレンジの機会だ。
それだけでいい。
それさえあればいい。

何度でも挑む勇気と根性が必要だと故人は教えてくれているし歴史が証明している。
そうやってパリやトーキョーや世界中の都は発展してきた。
人間なんていつまでも原始人。
戦いから降りられない。
だったら、しっかり戦って勝ったり負けたりしながら進んでいけばいいじゃない。

負けたら死ぬ。
そんな社会なら愚かだけど、悲しいことにそうゆう国はあるけど、銃と爆弾で殺しあうよりよっぽどいい。
オリンピックは平和の祭典ではない。
平和を願う祭典です。
だからやる意義はあるのではないでしょうか。


五輪その物にケチをつける。
何がしたいのだろうか。
色々と問題を孕んでいる。
だからといって失くしてしまえというのは横暴だ。

興味がないなら見なければよいではないか。
娯楽なんていくらでもある。

決して沈まなかった都のように聖火が灯り続けてくれればよいと思います。